2013年 2月 梅一切 春浅し

兼題梅一切、、春浅し

◎◎○○○21 梅林の母に預ける片手かな 柚香
◎◎○○○26 銀の輪の大観覧車春浅し  芽茶
◎◎28 喪ごころの歩いてゐたり梅の花  織女
◎○○○○32 紅梅や殉教の山深く入り  柚香
◎○探梅やだれの母でも子でもなく    おるか
◎○6 梅咲きぬ白きお骨でありしかな   九鼠
◎○7 春浅しスープに浮かぶ厨の灯   明美
◎22 足音を聞く鯉のをり梅の花    織女
○○○○○33 紅梅やけむりのあがる向ふ岸 お軽
○○○18 梅林のたれも坐らぬ緋毛氈    明美
○○○ 23 梅の園つれ立ちてきてひとりかな 洗濯機
○○ 1 梅白しこの辺りより鞍馬道     お軽
○○4 銭湯の捨て湯がにほひ春浅し    柚香
○○8 テイーポツツトこぽと傾げて春浅し 真里子
○○10 春浅し風に吹かるる絵馬の数    KUMI
○○25 盆梅や金婚とうに過ぎてをり    桑
○○27 三代の内科診療梅の花      芽茶
○29 舌に乗せてやる春浅きミントチョコ おるか
○3 浅春の海より先に象が見え      明美
○9 皆どこか病んでかしまし濃紅梅    KUMI
○13 梅真白若き女性の係長      真里子
○14 梅三分誰か居さうな居なさうな  真里子
○16 春浅き須磨の関守まだ覚めず   九鼠
○31散るために咲くなんてこと梅かをる 洗濯機
2 白梅や座ればお茶の運ばれて     芽茶
11 梅一鉢三日遅れてみなひらく    洗濯機
12 梅一輪見知らぬ人と頬寄せて    桑
15 犬老いて足湯を舐める夜の梅   おるか
17 軒ごとに紅梅のある家並かな   織女
19 梅園にきて水仙を嗅いでをり   九鼠
20 撫牛の見てゐる彼方梅ひらく   KUMI
24 春浅し我が家の農事こと始め   桑
30 角曲る牛車の音や春浅し    お軽

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