• 入梅のころ

    薄暑というには、空気が重い。そろそろ梅雨入りなのか、と感じるこの頃。

    物憂い気分も、そんなにきらいでもありません。

    いつでも元気はつらつだったら、それも怖いですよ。

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    静かな雨は、好きです。緑がひとしお鮮やかに見えますものね。

     さて、手前の小菓子鉢、呉須赤絵と対照して、青呉須手と呼ばれたりしますが、あまり手掛ける人は多くないようです。私は、この絵ちょっと気に入ってますけどね。石の橋を渡ってる女性とアヒルを描いています。漢詩は蘇東坡の詩。小雨の日には似合う気がして。

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     そんな鉢に冷ソーメン。本格的な夏になると、氷を入れたりしますが今ならそこまで冷たくすることもない感じ…かな?

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    そば猪口は染付の朝顔模様。その上芙蓉手の小鉢は、胡瓜とタコ、ワカメの酢の物。

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    角皿は染付の上に赤絵を加えた夕照帰帆図、と私は呼んでいる図柄です。

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    左側のサーモンのマリネが乗っているのは蔓薔薇模様のお皿。六月は薔薇のきれいな季節です。五月の薔薇の明るさはもちろんステキですが、けだるい風情も又一興。

    その向こう、阿古陀瓜形の鉢に、笹の香りがほのかにする葛饅頭。

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    さて、お昼を食べて、また一仕事しないと。

    夕食後も仕事するので、二仕事っていうのでしょうか。昨夜の月もきれいでした。

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    水盤をつくらむ梅雨の月飼はむ  おるか

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       20260602

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