2022年– date –
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今月のコラム
冬の光が好き。清少納言の言うように、朝も良いけれど、あっという間にくれて行く午後の光もまたすてがたい。空の高いところでガラスの鐘の鳴って鳴っているような冬晴れの日。
枯れ枝の影が細く細くなると、テーブルクロスはカラフルにしたくなります。 手前の赤絵のカフェオレ・ボウルにシメジと蕪のシチュー。赤絵の唐草の中のリスたちは頬袋を膨らませることはありません。 豆皿に薬味などt適当に入れて。扇の形はなんとなく、、... -
今月のコラム
秋の日のアフタヌーンティー
秋の日のアフタヌーンティー クレープを焼いて、秋のアフタヌーンティー。 手前の色絵のお皿のクレープは栗とクリームチーズ、右上の平皿はスモークサーモンとアボカドマヨネーズです。 あとは、好きなものを挟んで色々。染付葡萄模様の飯碗のカテージ... -
句会
水族館句会九月
兼題 帰燕 白 ◎◎〇〇〇22 燕去る海の町より手紙来て 芽茶◎◎〇〇5 昂ぶりてゐしが帰燕のふいと発つ 九鼠◎〇〇〇〇16 切通し越えれば海や秋燕 織女◎〇〇18 白桃をスケッチ無垢の香に触れて 芽茶◎〇19 白地図のなかのふるさと秋燕 真里子◎20 白露や泣くを忘... -
今月のコラム
薄紅葉
秋めいてまいりました。 朝には、木々の葉に露の球が、宮沢賢治の「十力の金剛石」の宝石の雨のようにきらめいて、それは、きれいです。 気がつくとそれぞれの葉が少し色づいて来ています。燃えるような錦秋も、もちろん美しいけれど、淡い気配も、また別... -
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月を待つ。ロラン・バルト「喪の日記」「鹿島詣」
月を待つ。 少し雲がでてきたようですが、こんやは中秋秋の名月が見られそう。 毎年、山の薄を切ってお供えするのですが、今年はまったく穂が出ていませんでしたでした。暑かったからでしょうか。 遊兎碗に白玉団子とイチジク甘露煮。甘露煮とはいっても自... -
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九月の俳画
九月になって、蝉の声より虫の声が良く聞こえるようになりました。 青猫の見つめる先にいるのは、蝉かトンボか。 以前かっていた猫は、トンボはとって食べていましたが、蝉はきらいみたいでした。 天地(あめつち)の色をあつめて毒きのこ おるか 茸の... -
今月のコラム
菊の香や
そろそろ重陽,九という陽の数字が重なるその日は菊の節句ともいわれていますので、、 菊花の文様の器を並べてみました。 [ 礼記] に「秋の季節は黄色の菊の花がある」、と書かれています。。紀元前から中国では菊が愛されていたらしい。古代には植物は... -
句会
2022年 8月 蜩 火
◎◎〇〇〇24廃寺あり夕蜩の火の如く おるか◎〇〇〇〇4父祖の地の花火や山が打ち返す 九鼠◎〇〇〇21ひぐらしや静臥の腕の置きどころ 真里子◎〇〇13近くまで潮さしてくる大花火 織女◎〇1 蜩や記憶に牛の咀嚼音 真里子◎... -
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鶏頭の…
近代俳句の濫觴を飾る句としてあまりにも有名な子規の句。不思議な句ですよね、幻視なんでしょうか。 鶏頭の鮮やかすぎるほどの色彩とグロテスクともいえる花の姿、それが十四五本もあったら、うなされるレヴェルです。とはいえ、鶏頭はこの一句によっ... -
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ブログテスト2
ブログテスト2