三月とはいえ、家の周りの残雪はいまだ、たっぷりのこっています。溶けだして丸みを帯びた形はヘンリー・ムーアの彫刻みたい。それっぽく穴でもあけてみようかな。名前は「瀕死の混沌」とか?

今日は御水送りで若狭の鵜の瀬では、今夜は古式ゆかしく松明を掲げて水を送っているのでしょうね。

お水送りの次の日、真昼間に行ったら、夜とは雰囲気が全然違ってあっけらかんとしていました。

: 何もない淵を写真に撮って、後で見たら、水面から不思議な光がふわーッと発ちあがっているのがのが映っていたんですよ。

 しかし、鵜瀬のすぐ近くまで、杉の木が植えて あって、不信心者めと腹が立ちましたね。藪椿の多い昔ながらの植生を何で保存しないんだと。

さて、猫のお雛様たちと心ばかりの雛祭りランチ。

真ん中の染付のお皿は銘桃花源。青海波にちっているのは桃の花(の、つもり)まわりに紅梅、白梅の豆皿、反時計回りに紅梅碗にお吸い物。紅梅碗は金継ぎしてあります。赤い色に金が似あうきがします。その上は染付の桜川小鉢に、菜花のお浸し。

色絵の長丸皿は、虎の子二匹の図柄。赤絵馬上杯に水雲の酢の物。ぐるりとまわって荷葉型の小付けに煮物をほんの一口、色絵の四方豆皿にも。内側に瓢箪が二つ、外側に四つで六瓢→むびょう→無病、という縁起ものなんです。

小皿、豆皿に一口づつでも、食べていると結構お腹いっぱいになります。「色々食べた」と脳が満足するのでしょうか。そうです。人間は目でも食べるんです。

ダイエットのコツは器に凝ることと、見つけたり!フフフ。

寺々に悔過始まりぬ蕗の薹  おるか

2025・03・02

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