節分ですね。暦の上では春のはず。
鬼を祓って春を迎える。そのため鬼の嫌いなもの、、豆をまき、ヒイラギに鰯の頭さして、玄関に飾る。
ならば、テーブルの上もそれで!
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柊のお皿に鰯をもりつけました。鬼を祓う食卓のメインはこれですね!
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そして豆ごはんに、その左側、豆サラダ!
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手前、右側のマグカップは蕪のシチュー、紅梅御飯茶碗も、シチューの入ったカップも金継ぎがしてあります。紅梅の赤と金色は良く合いますね。
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荷葉型の小付けに鶏ミンチと蕪の皮いためもの。
大きな蕪の皮をむいて、皮をきんぴらにするとまたおいしい。聖護院蕪などは皮部分が、分厚いですものね。
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猫お雛様方にも登場していただきました。はやく、温かくなってほしい気持ちは、猫様ならきっとわかってくださるでしょう。
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お雛様たちの向うに見えるのは、手付き鉢です。写真では切れちゃってますけど、
紅梅白梅図になってます。本当はこの鉢に、桃を盛りたかったのですけど、手に入らなくて。
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桃もまた、鬼の忌み嫌うものです。もともとは中国のお話で「神茶」と「鬱壘」という兄弟英雄が、桃の巨木の下で百鬼を閲し、人に害悪を成さないようにしたというというはなしからのようです。
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日本でも古事記の伊邪那岐が黄泉の国から逃げかえるとき、最後に黄泉平坂で、桃の実三個を投げつけて追いかけて来た地獄の軍団を追い払ったらしい。そんなに強力なの!と驚いてしまいますね。たった三個の桃で!
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ついでながら猫のお雛様の着物は桃の花のつもりなんです。桃の実も一緒に描けばよかったかな。
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外は寒いし家の周りにまだ雪が残っていますが、日は長くなってきました。
「もう春だ春だ」と言っている方が、気持ちは明るくなりますね。言霊の力は思っているより強いもの。鬼は、去った。春が来たと、せめて言ほぎましょう。
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化け猫を飼はむと福豆撒かずをり おるか
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実は、鬼もそんなに嫌いじゃないんです。
20250201