2024年– date –
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今月のコラム
秋日和
ようやく秋めいてきました。 * うかうかしているとこの美しい時をぼんやり過ごしてしまいそう。 と言っても特に変わったことをしなければ、と思っているわけではありません。ただ普通に、静かに、できれば楽しくすごしたいとおもっているだけ。 ⋆ というわ... -
今月のコラム
十月のランチ
秋になったら、しみじみと読書したり絵を描いたりしよう、と思っていたのに、何もしないまま、すでに十月。 * <もう、秋だ!、しかしなぜ永遠の太陽を惜しむのか。季節の上に死んでゆく人々から遠く、 神の光を発見しようとするのなら>A・ランボー「... -
今月のコラム
月を待つ
雨ばかりでここのところ月を眺められませんが、恋しいものですね。お月さま。 俳句で月と言えば、秋の月,待つ宵、十五夜、十六夜、立待、居待、寝待、更待、とそれぞれの月にそれぞれの風情があります。 * この辺りでは、ちょうど中秋の名月のころには芒... -
今月のコラム
サラダ・ランチ
こう暑い日が続くと、台所で火の前に立つのが億劫になります。 と、いうわけで、サラダ・ランチ。 今回は、クスクスとニョッキ、そしてクロゼッティです。 ⋆ 写真左下のクロゼッティ、茹でる前は、カトリックの教会で戴くホスチア(聖体拝領のパン)みたい... -
今月のコラム
七月の雨の日は
素麵でさっぱりと。 中央の菓子鉢は実は、素焼きの時からひびがあって、本焼きしたら、当然、切れるだろうと予想がつきました。だから、それを見込んで氷裂文様を描いて裂けたところは金継ぎしてもらおうと計画しましたのに、なぜか、意外に切れなかったん... -
展示会
百葉展 2024.6.28~7.15
夏も深まり、緑の輝きに目を奪われます。一葉一葉違う様々なニュアンスの緑。そして草木の葉は最も素朴な器でした。万葉集にも 家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る と有間皇子の歌にあります。葉陰には、猫たちもいます。夏草の葉と涼し... -
今月のコラム緑雨のころに 木々の緑の美しさに、ただ茫然と日をすごしていたら、もう六月。 一年の残り半分を、もっと大切にしようと気持ちを引き締めたい、と思ってはみたものの、日々の些事に追われてやっぱり何もできないまま…。 特にこの季節、草むしりなんか始め...
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今月のコラム
緑の季節
五月、皐月、早苗月、一雨ごとの、緑の変容に目を奪われます。そして地上は白い花の季節。可憐な稚児百合、鳴子百合、橘,野ばら。地球は何て美しいの!五月に死にたいなー。朴の花の香りの下で。 : とはいえ、山菜とタケノコの季節。 : 写真手前はタケノ... -
今月のコラム
ようやく春
イースターを過ぎて、北陸はようやく春めいてきました。 毎日、庭に出て、新しく顔を出した ものの芽を発見するのは、雪国ならではの格別の嬉しさです。 ⋆ 木の芽の膨らんできた枝枝を飛び交う小鳥たちも楽しそう。 鳥も巣作りの季節なんですね。イースタ... -
今月のコラム
ちらし寿司、それとも、ライスサラダ
山中塗のお椀に、蛤のおつゆ。赤絵南天模様の平鉢にちらし寿司。鮭のカルパッチョにアスパラの緑が春めいた気分を盛り上げてくれます。 ⋆ お箸は鯖街道の熊川宿で、酒屋のおばあさんからいただいたものです。若狭から京都へ向かう街道の、小浜から80...
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