クリスマスを待ちながら

時雨るかと思うと、急にまぶしいばかりの日射しが、小さな谷を金色に満たします。ゼウスが変身した黄金の雨って、こんな感じかな、と思ったりします。そんな不穏な明るさの日曜日、アドベントの始まりです。

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手前の鮭のマリネの入った鉢は南天の模様。赤と緑のクリスマスカラーですし。その上、お正月まで使えます!

ところで、なぜ赤と緑はクリスマス・カラーとされているのでしょうか。セイヨウヒイラギの葉と実の色から、でしょうか。ヒイラギの実は荊冠としてかぶせられたキリストの血に染まって赤くなったと言われもしますが、シナイ半島からパレスチナの辺りにセイヨウヒイラギはもちろん日本にあるヒイラギも、生えてなかったそうですから。それは全くの作り話なんですね。

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キリスト教は土着の信仰を巧みに取り込んで布教したので、北方のゲルマン人の樹木信仰の影響かも知れません。ゲルマン人ではなくケルト系の信仰だという説もあります。クリスマスの植物と言えばヤドリギですが、これはケルトの 祭司ドルイドの冬至の祭りに用いられた、死と再生を象徴する植物です。ヒイラギも ケルトの地母神ホーリへの供物だったとも聞きますが、こちらはよくわかりません。

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そういえばキリストの誕生を知らせるため空に現れた明るい星は超新星爆発だろうということですが、2010年の12月にも、とても不思議な「クリスマス・バースト」があったそうですね。第二のキリストが誕生したのかもしれません。ハルマゲドンも近いのかな。

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さて、右側の人参模様の平皿に、チキンだのサンタさんイメージのトマトなど。真ん中の赤絵の碗にはビーフシチュー、蕪入り。蕪が氷山のようにいっぱい入っています。それをのぞく猪口の雪だるま。その左の栗入りチーズは,モンテ・デル・フラのロゼとよく合います。

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奥の赤い木の葉の大皿に果物。スノーグラブの後ろにぱんを入れた赤絵の菓子鉢があるんですが、見えませんね。

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寒くなると赤い色が恋しくなります。赤は炎の色生命力の色ですね。

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 皿に龍五頭を所望されし春   おるか

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これは春と言っても新年の句でした。もう、一回りしたのか、早いなー。赤絵の龍五頭。

赤は手で擦ればするほど発色が良くなります。

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古赤絵の赤かじかみてなほ執す   おるか

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2023 1203

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