暑い日はカレーです!市販のカレー・ルーを使った、、どうってことないレンコンのカレーですけど。

蓮根は好きな食材の一つです。切ると、うっすらと糸を引きますね。連句の付け方のたとえに、句と句のつながりは、この蓮根の糸のように無きかと見えてあるのが、おもしろいといわれます。

器の薔薇模様は蔓の部分が色絵です。大きさは径が20センチほど、高さは4.5センチで何かと使いまわせます。

それにしても、たしかに繊維分は多いけれど、蜘蛛の糸のように細い蓮糸を織るなんて、人の手は、超絶繊細なことが出来るものなんですね。

染付の小茄子の向付けに人参のラぺ、真ん中の蓮の花の形の向う付けに間引いたバジルの新芽とローストビーフ。蓮の花の形の中に蓮池が描いてあります。。染付のひんやりした青が映える…いえ、逆ですね。染付がお肉の色を引き立てているのでした。器は、使ってこそ生きる。使い込んでこそ味が出るんです。

左の蔓薔薇の四方皿に鰺のフライのマリネ。薔薇の花の色に赤を使わず、涼しさを強調したつもり。

右奥、サラダのお皿は古典的な内型、輪花の芙蓉手のお皿です。我ながら凝った仕事してるな。

 染付は透明な釉薬を通してその下に描いた図柄を見ています。そのせいか、うるんだような感じがして、私はこの青がとても好きです。

 描くときは素焼きの生地に描くので、生地にしみこむ加減で濃淡を出したりできますが、失敗するとやり直せないんです。

上絵は、その点、つるつるの磁器の肌の上に描きますから、ダメだったら,きれいに拭き取って描きなおせます。あまりやりたくはない作業作業ですけどね。

もっと良くなるはずだ、と思うとやりなおさずにはいられないけれど、あまり、いじりすぎると、なんだかいじけてよくないんですよね。やれやれ。

悩みを忘れて「オデュッセイア」に出てくる「蓮喰い人の国」に行って甘い夢を見てくらしたくなります。その国の蓮の実は、それは甘美で現実を忘れさせてくれるそうですから。

 ヘロドトスは「蓮喰い人の国では蓮(ロートス)の実だけを食べて生きている(中略)彼らは、この実から酒も造る」とありますから、夢を見るだけでなく醸造作業も一応こなしているようですね。

以来、蓮の実の味に憧れていたのですが、蓮の実甘納豆というものを見かけたので、食べてみました。ひたすら甘かったけれど、この世の愁いを忘れさせてくれる夢は見られませんでした。

  睡蓮や百年後にまた会いましょう  おるか

                       20230703

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