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    聖樹の由来

    12月。街のあちこちに、クリスマスツリーが飾られて、いよいよ今年も終わりが近いと感じられます。

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    クリスマスツリーが世界中に広がったのは、それほど古い事ではありません。イギリスでも19世紀になってからだと聞いたことがあります。

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    ちょっと考えればわかる通り、パレスチナの辺りには、樅の木も柊もありません。

    古代ヨーロッパの、ドルイドはじめ様々の土着信仰の樹木崇拝をキリスト教が取り込む形で現在のような形になったわけですから。

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    ドルイド教の発祥は一説によるとギリシア神話のドリュアス(オークの木のニンフ)からともいわれますが、かなり古い遺構や遺物の発見があって、どっちがルーツかわからなくなってきました。

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    さて写真手前のヒイラギのお皿には、ローストビーフ、シーザードレッシング添え。

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    日本のヒイラギとセイヨウヒイラギは違う植物ですが、常緑のつややかな緑のなかに血のように赤い実がなることが肝心なわけで、赤ががドルイド教の、大地の女神ホーレ象徴してるらしい。

     たしかに灰色のさむざむしい景色の中に赤と緑のクリスマスカラーは、元気をくれる感じがしますよね 。

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    このヒイラギのお皿、二月の節分の時にも使えます。このお皿に鰯を盛れば、鬼を祓うテーブルになりますでしょ?!

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    その上、右側は薄氷小皿に柚子大根。柚子も大根もいただき物ですありがたいことです。

    左は赤絵の平鉢にビーフシチュー。

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    人参のお皿に、サンタクロースの国にも近いノルウェーのサーモン、マリネ。

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    アドヴェントもそこそこに、テーブルの上はクリスマス待ち遠しい気分でいっぱいです。

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    祖父母はかなり信心深いクリスチャンだったのですが、孫のプレゼントに悩んだのか『クルシミマスにサンザ苦労スがやってくる」なんてひどいジョークを言ってたのが思い出されます。*

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    レクイエム弾いて一人のクリスマス  おるか

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