
- 花を待つ
東京では桜が満開だとか。
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しかし、我が家の庭の桜はまだちらほらともしていません。花が待ち遠しい。
せめて器に花を咲かせましょう。陶器は土もの、磁器は石モノとも言いますから、石に花を咲かせるとは、花さか爺さんもびっくりでしょうね。
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さて。写真手前の染付櫻文様碗に浅蜊御飯。 碗の外側は波に花の桜川です。左がわも桜の小付け、右側は海藻のおつゆ。
その上、色絵の青い桜模様の汲みだし茶碗、中央も色絵の碗に蛸のお刺身、左は、ほうれん草と小松菜のまぜびたし。ところで草と菜はどこでつかいわけるのでしょうね。大きさでもないし。
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その向こう、手付きの扇型の鉢は浅い瑠璃釉に金彩の桜。瑠璃釉に金彩で夜桜も作ったことがありますがこの薄さですと黄昏の桜かな。右側のお皿はもっと薄い青。これだと黎明でしょうか。ただ、ちょっと描きすぎたなと反省しています。グリーンアスパラガスが新鮮だったので。
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アスパラといえば、そろそろイタリアの白アスパラが空を飛んでくるころですね。フランス産も悪くないけれど、ヴェネト州のは美味しいですよね。このためなら、アスパラをゆでるためだけの細長い専用のお鍋を買ってもいいとおもいます。
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そのまた向こうに舟形の片口。酔いそうですね。
桜餅に隠れていますが、小皿は桜の花の下で遊ぶ唐子たちの絵です。
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染付やら色絵やら技法もさまざま、形もさまざまの桜花を並べましたが、やはり本当の花が早く見たいものです。
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白山の太白桜見にゆかな おるか
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一時は絶えてしまったと言われた太白桜。白山の山懐にもあるんですよ。雪の多い桜には厳しい環境なので、心配です。それにしても我ながら独り言そのまんまの句ですね。
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庭のオガタマが咲き始めました。辛夷はまだ。オガタマは良い花なのに高いところすぎて写真が撮れないんですよね。
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招霊木(おがたま)に真珠母色の雲の裏 おるか
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202504